PETについて : 機能画像診断の有用性
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概要
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CTやMRIなど,従来からの画像診断の機器・技術・撮影法の進歩には目まぐるしいものがあるが,一方でそれらの形態画像診断に限界を感じる場合も少なくない。リンパ節転移の有無を大きさのみで診断することの難しさは,多くの画像診断医や臨床医が感じているところである.がん検診の新たな担い手として,機能画像検査としての位置づけになるPET検査は鳴り物入りで登場し,過熱気味の報道で多くの患者や市民に知れ渡った.さらにFDG(fluorodeoxyglucose)が保険適応となり,デリバリーでの使用が認可されたことが拍車をかけて,本邦においてPET装置は急速に普及しつつある.本稿ではPETに関して,その簡単な原理とPET製剤について示した.特に本邦で唯一保険適応となるFDG-PETについては適応疾患を示し,前処置や検査の流れを示すとともにいくつかの自験例を呈示し,その有用性を示した.
- 順天堂大学の論文
- 2007-03-31
著者
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小川 正一
順天堂大学医学部附属練馬病院放射線科
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京極 伸介
順天堂大学医学部附属練馬病院放射線科
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小川 正一
順天堂大学 放射線医
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天野 真紀
順天堂大学医学部附属練馬病院放射線科
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京極 伸介
順天堂大学 スポーツ健康科学部スポーツ医学
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