児童自立支援施設の有効性と課題
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概要
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100年以上にも亘る長い期間,非行性を有する子どものための施設として,児童自立支援施設は大きな役割を担ってきた。しかしながら今日,児童自立支援施設の定員充足率は,地域によって相違があるとは言え,全国的には40%台という低い数字である。しかしこのことは,決して児童自立支援施設の役割が低下したことを意味するものではない。施設内における,家庭的な生活を通して入所児童の健全な成長発達を図り,彼らの自立を支援するという児童自立支援施設のもつ役割は,これからも継承されていくものでなければならない。この基本的立場を堅持しつつ,児童自立支援施設が克服しなければならない課題について,多面的な考察を行った。
- 2006-12-25