北陸学院短大の保健室利用状況の実態報告と課題 : 過去3年間の来室記録より
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概要
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本学における保健室の利用状況を学生の記載した来室記録をもとに実態調査をした。今まで利用状況を知るため、それを集計し利用数を算出するだけに終わっていた。しかし、この数値の中には多くの要素が含まれ、分析することによって、学生の心身の健康状態やニーズを知る重要な材料となる。そこで3年間に来室した学生1, 722名を学年別、月別、症状別、処置別などに分けて分析してみた。その結果、利用率40.6%、1年生が2年生より多いこと、傷病は春に多いことなど他の大学と傾向が似ていることもあれば、本学のような女子短大の特徴といえる要素が症状別の分析で明らかになった。それらの結果を踏まえ、2年間の短大生活を安全にかつ健康に過ごすための一助として、保健室の運営を考える指標に活用できることを期待する。
- 2007-04-20