学童の食生活と生活習慣(第3報) : 肥満傾向児の食事調査結果指導における一考察
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概要
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これまで「栄養所要量」が用いられていたが、2005年度より「食事摂取基準」が策定され、基本的な考え方や具体的な内容が大きく変化した。K市学校保健事業の一環である「すこやか発育健康相談」において、個人別栄養相談の資料とするため食物摂取状況調査を毎年実施してきた。今回、新しく策定された「日本人の食事摂取基準(2005年版)」に基づいて指導をするために、調査結果を報告する様式を独自に工夫し作成した(図3)。図を用い色分けすることにより対象学童及び保護者が食生活の現状を把握し、より良き方向を見い出すために役立てることができたと思われる。また、調査結果集計では、エネルギー摂取比率は100%を上回る者が37.7%を占め、脂肪エネルギー比率は30%エネルギー以上を示した者は49.0%と高値であった。個々の状況をふまえ、今後の指導をより一層充実させたい。
- 2007-04-20
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