AZ31B合金押出形材の圧延の効果とその応用

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概要

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マグネシウム(合金)は実用金属中でもっとも軽量で,比強度およびリサイクル性などに優れており,次代を担う材料として注目されている.しかし,製造される製品のほとんどが溶融あるいは半溶融加工が主流であり,塑性加工の利用はほとんど見当たらない.本報では,AZ31B合金押出材の冷間および熱間の圧延加工を試み,圧延材の機械的性質や内部組織,表面性状などにおよぼす圧延条件について調査した.また,その圧延材の応用例として,曲げ加工や深絞り成形を試みた.AZ31B合金の圧延では,加工温度の増加とともに圧下率も増大する.例えば,400℃で熱間圧延する場合,圧下率35.2%が得られる.また,圧延方向に対して90°方向の引張強さは,他の方向よりも若干大きい.深絞り成形では,圧延材(圧下率約30%)を焼きなました材料は,良好な深絞り製品が得られることが明らかとなった
2007-03-30

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