初級英語オーラル・コミュニケーションの授業における映像教材の使用について
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概要
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本稿では、幼児教育、体育、栄養学、福祉などの学部生のために英語の授業の新しい教育方法を提案する。これらのような学習者の中で、学部専攻との明確な繋がりがないという理由もあり、英語学習意欲が未熟で、英語の学力も初歩的というケースは少なくない。よってこのような一般教育の授業で、英語に興味を持たせることや、学習する動機をつけることが重要である。その動機付けのために、従来の教材に代わって、映画やビデオを用いるという教育方法を紹介する。学生に日本語字幕付きのビデオを見せ、その内容について英語で問題を解かせることや、内容について会話をさせることが目的である。すなわち、従来は、レベルの高い学生にしか用いられないハリウッド映画を低いレベルの学生の授業で用いるという新しい学習方法である。また、本稿でこの教育方法で学んだ学習者のアンケートの結果を示し、教育理論という観点からも考察し、映画の学習方法が有効であるということを論じる。
- 2007-03-31