ウサギ肺灌流モデルにおけるhalothane誘発性肺血管収縮作用の機序解明
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概要
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揮発性吸入麻酔薬halothaneは強い血管拡張作用を有するが,近年,肺血管に対し収縮作用を示す事が報告されている.この収縮作用の機序を解明するため,ウサギ定流量肺灌流標本を用い各種実験を行った.Halothaneによる肺血管収縮作用は,procaineとryanodine+caffeine投与でほぼ完全に抑制された.このことから,このhalothaneによる肺血管収縮作用はcalcium induced calcium release(CICR)機構による筋小胞体からのカルシウム放出が主因であると考えられた.
- 近畿大学の論文
- 2006-12-25