胡錦涛政権の権力構造と政策決定過程 : ポピュリズム指導に懸念
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概要
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中国の胡錦涛総書記が、2002年11月第16回党大会で選出されて約5年目。06年には江沢民前総書記を後ろ盾にした「上海派」^<脚注(1)>を押え込んで主導権を確立したかに見える。内外マスメデイアでの胡錦涛の露出度は増えるばかりで、13億中国のトップとして存在感を誇示している。当初は「江沢民の影に隠れて実像が見えにくい」との評が多かった。現時点での実像は「世評を気にするポピュリスト」の色彩が濃く、内外政策のぶれが懸念される。
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