研究プロジェクト報告 社会人大学院に関する実態調査(プロフェッショナリズムと経営教育)
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概要
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経営系専門職大学院(MBA)を始め、社会人教育を取り巻く環境は近年大きく変化しており、改めてその意義と課題について、従来の一般的な人的資源管理等のフレームに加えてキャリアデザインの観点からも考察する必要がある。我が国のMBA等の修了者については一般に進学についての「満足度」は高い。その「満足度」を支える要因は何か。またそこから伺える経営系大学院教育の意義はどのようなものか。この問題にっき、MBA等の修了者へのインタビュー調査およびアンケート調査から3つの「仮説」を提示することができる。3つの仮説の内容は、Iキャリア意識の転換、II大学院の研究環境の意義、IIIファースト・キャリアの重要性、である。こうした仮説はキャリア・デザインの観点からも支持しうるものである。もちろんこれらの仮説は実証的な検証を要するものであるが、例えばMBA入試のあり方や教育内容についての含意を与えるものである。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2007-06-29
著者
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