学生による起業事例についての研究 : 魔の川を越える条件(プロフェッショナリズムと経営教育)
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概要
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研究開発型ベンチャー企業の立ち上げには様々な障壁が待ち受けている。その障壁のなかで、解決に最も時間を要するものは研究成果を如何に製品開発に結びつけられるかという課題である。この障壁を一般的に「魔の川」と呼称されている。そこで大学発の技術開発型ベンチャー企業7社の事例を観察することにより、「魔の川」を越える条件を仮説として導き出した。集中型の活動に転化する道具、および暗黙智を形式知に転化する方法としてのビジネスプランの存在、ユーザー・インタラクションの仕組み、ならびに原理実証が出来るインフラの供与の3点である。技術開発型ベンチャー企業の経営者へのインタビュー調査により、この仮説を検証している。経営者8名への面談によれば、おおむね仮説どおりの面談結果が得られているが、さらに調査対象数を増やし、検証内容を充実したものにする予定である。
- 2007-06-29
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