第18回「社会・意識調査データベース(SORD)」ワークショップの開催(第18回「社会・意識調査データベース(SORD)」ワークショップ)
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概要
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第18回「社会・意識調査データベース(SORD)」ワークショップを2006年2月18日(土),13時30分〜17時30分,本学C館4F会議室において開催した.SORDでは,引き続き,北海道という地域に根ざしたデータアーカイブを構築し,北海道の社会調査センターに発展していくための準備作業に取り組んでいる.今年度のワークショップは,昨年に引き続き,北海道における社会調査の足跡を振り返り,今後の課題を明らかにすることを目的として実施した.今回は,北海道大学文学部社会学研究室の創設からを御存知の笹森秀雄先生(旭川医科大学名誉教授,吉田学園学園長)と三谷鉄夫先生(北海道大学名誉教授)をお招きして,文学部社会学研究室の今日までの歩みをお話し頂いた.鈴木榮太郎先生が北海道帝国大学の教授として赴任した当時の御様子やその後の研究室の取り組みに関するお話しは,初めてお聞きする事柄も多く,大変刺激的なものであった.また,北大文学部社会学研究室の実証主義の伝統を受け継いだ両先生の調査研究成果のご報告を伺い,これまで蓄積されてきた北海道の実証研究の厚みを改めて認識させられた.その後の質疑応答と懇親会も含め,我々の現在の取り組みにとって多くの示唆を得ることができたワークショップであった.
- 2006-12-25