Dextransucraseのデキストラン合成におけるデキストラン伸長のメカニズム
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概要
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デキストランの構成単位であるイソマルトオリゴ糖(G2からG7)用いて,アクセプター試験を行った.イソマルトオリゴ糖はデキストラン合成のグルコシルアクセプターにならないことが明らかとなった.そこで,S.bovis 148のデキストランを酵素分解により調整したオリゴ糖(G2からG10)を調整し,検討を行った.その結果,G3以上のオリゴ糖は本酵素のデキストラン合成におけてアクセプターとなることが確認された.デキストラン合成の初期段階において,本酵素のアクセプターとなるためにはα(1,6)結合ほかにα(1,3)または(1,4)などの分岐が必要であることが推定された.デキストランの伸長メカニズムを検討した.その結果,本酵素のアクセプターに対するグルコース転移反応は"single chain elongation"であり,スクロースからのデキストラン合成もまた同様のメカニズムで進むことが推察された.
- 桐生短期大学の論文
- 2006-12-06
桐生短期大学 | 論文
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