プロヌンアティオ : 外国語としての英語コミュニケーション能力向上に資するオーラル・インタープリテーション : レトリックの視座
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概要
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読み/書きに加え英語での口頭表現能力の育成・向上は、文部科学省の下、わが国の英語教育の要となっている。外国語としての英語の学習・教育はこの領域、即ち、オーラル・コミュニケーションに一段と重きが置かれ時代の趨勢となって久しい。しかしながらその成果は今もって、あるべき状況、時代の要求に程遠いと言っても過言はでない。オーラル・インタープリテーションは音読対象とする作品の原著者が意図するメッセージをその著者に代わる「送り手」(音読者)が自己の「受け手」(聴き手)からの多面的なフィードバックを引き出すために言語及び非言語メッセージの同時併行導入を必然的に伴う口頭表現行為である。このオーラル・インタープリテーションの実践は指摘するまでもなく、レトリックの第5規範(プロヌンティアティオ)が不可欠であり、その巧拙の重要性の認識に学習者を導くことに帰結する。オーラル・インタープリテションの導入は「コミュニケーションの手段」としての英語学習者がコミュニケーション全過程でのメッセージの理解と伝達行為の向上に大きく資するものである。
- 西南女学院大学の論文
- 2007-02-28
著者
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