短大生のキャリア・デザインに関する支援活動 : 女性のライフ・バランスを支えるために
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概要
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1965年から1970年にかけて続いた「いざなぎ景気」に匹敵する好景気と位置づけられる程の景気拡大ムードの中、平成18年度の本学の就職課に寄せられた求人票は同10月現在で前年の33.7%増加している。過去にバブル崩壊の影響で***の就職活動に最も苦戦した平成16年以前に比べると、容易に就職できる「売り手市場」の時代となった。一方では、女性の社会進出が浸透し、職場での待遇は改善され、女性が働くことへの、社会・行政の理解や支援制度など、特に子育て支援を取り巻く制度は急速に改善されている。卒業後の生活をデザインするための科目『女性論』の授業を通して、学生が職種、業種を選び、生活者として将来をデザインする課題から出発し、生活と仕事のバランスを支えられる能力開発に取り組んだ女性論教育の意義を問い、未来の労働力として、また人口再生産力としての受講学生を、時代背景とともに分析・考察した。その結果、本学の学生はキャリア志向型ではなく、働き続ける意識を持ちながらも出産・子育てにも一番に係わっていきたいM字曲線型が多かった。
- 一宮女子短期大学の論文
- 2006-12-21