LCA(ライフサイクル アセスメント)の一方法について
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概要
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LCA(ライフサイクル アセスメント)は、製品システムの製造から使用、廃棄までのライフサイクル全体を通じて環境負荷を定量的に把握し、環境への影響を評価する手法として認知されるようになってきた。ISO14040シリーズによってそのフレームワークが規定され、多方面にわたる研究とデータベースの整備が進められている。しかし、膨大な量のデータを取り扱うためのシステマティックな方法が、十分に確立されているとは言い難い。本論文は、わが国においてあまり研究されていない酪農製品のLCAを実施するに当たり、インベントリ分析とインパクト評価を行列演算によって定式化し、計算を体系的に行うようにした方法について述べたものである。実際の計算は、表計算ソフトExcelのワークシート上に行列を表として作成し、演算用の関数を用いて行った。
- 2005-03-31