13種糖減茶Fの飲用が糖・脂質代謝に与える影響
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概要
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糖尿病、高脂血症、肥満などに効果があるとされている13種類のお茶をブレンドして商品化した13種糖減茶F(山口茶業)の糖・脂質代謝に対する効果を検討した。老人福祉施設の入居者および職員を飲用群(15人)と対照群(15人)にわけ、飲用群は毎食時に湯のみ1杯以上の13種糖減茶Fを飲用するよう指導した。30日の観察期間前後で身体計測(体重、体脂肪率、血圧)と血液検査(総タンパク、アルブミン、総コレステロール、トリグリセリド、HDL-コレステロール(HDL-C)、血糖値、フルクトサミン)を行った。対照群では、いずれの測定値も有意な変化は認められなかった。飲用群では血圧、トリグリセリド、HDL-C、血糖値が有意に低下し、フルクトサミンは有意でないが低下傾向が認められた。13種糖減茶Fの飲用による副作用は認められなかった。13種糖減茶Fの飲用は、糖・脂質代謝を改善する上で、通常の食事療法や薬物療法に加えて補助的に使うことにより、有益な効果が得られる可能性が示された。
- 2007-03-25