人物同定に有効な領域に基づく特徴量について(人間とマルチメディア及び一般)
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概要
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近年のセキュリティ開発において,会社の入出者管理等の場面で,利用者があらかじめ登録された人物であることを確認する個人照合・識別の必要性が高まりつつある.顔写真が登録済みであるか否かを認証するために,2画像間の濃度値の濃淡構造の差異に対応する量として,平均余弦といった特徴量を採用した.この特徴量の精度を向上させるために,本研究では,人物同定に有効な領域を用いることで,従来の特徴量の改善を試みた.その結果,改善した特徴量の精度が向上した.また,有効領域を設計した画像群でない未知の画像群に適用することで,改善した特徴量の能力の検証を行った.その結果,若干能力が劣ったが未知の画像群に対しては妥当な範囲であることが示唆された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-21
著者
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春日 正男
宇都宮大学大学院工学研究科
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春日 正男
宇都宮大学 大学院 工学研究科
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田中 康博
宇都宮大学大学院工学研究科情報工学専攻
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目加田 慶人
宇都宮大学大学院工学研究科
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吉川 博晴
宇都宮大学大学院工学研究科情報工学専攻
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吉川 博晴
(株) リコーシステム開発
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春日 正男
宇都宮大学
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