アンブレラ処理群と対照群の対比較法
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概要
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一元配置において,複数の処理群を1つの対照群と対比較するための多重比較法としては,Dunnett法がよく知られている.本論文では,データが正規分布に従うと仮定でき,さらに事前情報として各処理群の母平均間にアンブレラ順序がある場合を扱う.アンブレラとは,ピークと呼ばれるある処理群まで母平均が増加し,その後減少するという順序のことである.このようなDunnettタイプの多重比較問題において,アンブレラ順序のもとでの各処理母平均の最大推定量と対照群の標本平均の差に基づく検定統計量を利用する対比較法を提案し,各処理群のサンプルサイズが等しいバランスケースについて最大type I FEW (familywise error rates)を満たすように臨界値を算出する.さらに,モンテカルロシミュレーションを用いて,多重比較における検出力の1つである総体検出力をDunnett法と比較し,提案法の有効性を明らかにする.
- 2007-07-31
著者
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