先端巨大症の複合治療(<特集>GH産生下垂体腺腫のupdate)
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概要
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先端巨大症の複合治療という観点から,その治療においていかなるコンビネーションで,いかなる順序で各治療法を併用していくのが得策か検討した.自験手術症例174症例のうち,手術成績については,最近1年間の20症例を検討した.ガンマナイフ治療成績は,18ヵ月以上経過観察しえた20症例について検討した.手術単独治癒率は75%であった.全摘出できなくとも,手術によりGH値を10ug/l以下にすることができれば,ガンマナイフの後療法により100%の治癒が得られた.先端巨大症の効果的治療法も「まず第一に手術療法」ということから,「まず手術療法により腫瘍の広範囲摘出がfirst choice」と,その内容が少しずつ繊細になり変化してきている.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2007-09-20
著者
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