市街地条件下におけるキネマティックGPS測位方式の検討(ITSポジショニング・一般)
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概要
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市街地条件下の走行車両等に対するキネマティックGPS測位について,GPS受信機の搬送波位相測定値に対する処理方式の検討を行った.実験で取得した2周波数GPS受信機の搬送波位相測定値データを対象に後処理を行い,データに含まれるサイクルスリップ修復処理を行い,概ね10cm以下の精度で車両の走行軌跡を測定した.目立って大きい測位誤差を持つ測定点を排除するためにhorizontal dilution of precision (HDOP)値に対するしきい値を60に設定して処理を行い有効な方法であることを確認した.排除された測定点の総数比は0.2%と極めて少ないので排除による悪影響は最小限に留められている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-07-19
著者
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