昆虫成長制御(Insect Growth Regulator, IGR)作用を有するエトキサゾール製剤のワクモ(Dermanyssus gallinae)に対する実験室内における効果試験
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概要
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昆虫成長制御(insect growth regulator, IGR)作用を有するエトキサゾール製剤(2.5%乳剤)を用い,ワクモに対する効果を実験室内で試験した.成ダニに対しては一般的なIGR同様,殺ダニ効果は見られなかった.幼ダニへの孵化や第1若ダニへの脱皮に対する阻止効果は, 2,500倍以下の稀釈濃度であれば,孵化率は30%以下,脱皮率は0%と良好な結果を示した.また,孵化した幼ダニは孵化後1〜2日ですべて死亡した.本剤を処理後, 5ヵ月を経過したガラス面で試験を実施したが,当日処理したピペットとほぼ同様の結果を得た.さらに異なった場所で採取したワクモに,本薬剤を応用した結果,当センターで継代しているワクモとほぼ同様の結果を得た.以上のことから,エトキサゾールはワクモの防除対策として有効な薬剤であることが判明した.今後,野外における早期の試験が必要である.
- 2007-06-15
著者
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村野 多可子
Chiba Prefectural Livestock Research Center
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橋本 洋輔
Research and Development Division
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田村 佳子
Research and Development Division
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田村 佳子
ヤシマ産業
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