全障研全国大会における"交流・共同教育、障害理解学習"実践と研究の展開〈特集:インクルーシブ教育と共同の原理〉
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概要
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全国障害者問題研究会全国大会に「共同教育」の分科会が設置されて34年が経過している。本稿では、交流・共同教育をめぐる実践と研究がどう展開されてきたかを整理し、「権利としての障害児教育」を前進させる教育実践の中で、「共同教育」が果たしてきた役割と課題について考えてみる。この分科会の意義を最も簡潔に言えば、「学び合い・育ち合う共同教育」の実践が全国各地に広がっていくとともに、「障害理解学習」や障害者の「自分理解」学習といった新たな課題を提起し、その実践と研究を深めてきたことにある。さらに、こうした取り組みが、すべての子どもたちがおかれている今日的状況の中で、障害の有無をこえて、自分をみつめ、自分理解を深める学習として大切な課題になってきていることを明らかにしてきたことであった。
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