教育福祉専門職の養成と教育学教育 : ドイツにおける教育福祉専門職養成制度の発展と現状(<特集>教育現場の多様化と教育学の課題)
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概要
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今日の教育学研究の課題を考えるとき、教育学が、教職および社会教育専門職の養成に果たす役割のみならず、保育、福祉、看護、医療、矯正教育など近隣領域の専門職養成において占めるべき位置とそこで果たすべき役割を検討することが重要となっている。わが国においては、特に社会福祉関係職の養成における教育学の位置づけの検討が不十分であると考えられる。本論はこのような問題意識を背景に、ドイツにおける教育福祉専門職すなわちゾツィアルペダゴーゲの養成・資格制度の発展とそこにおける教育学およびゾツィアルベダゴギーク(社会的教育学)の役割を生理したものである。現在、ゾツィアルペダゴーゲの養成は専門大学および総合大学で行われているが、そこでは教育学およびゾツィアルペダゴギークの学習・研究が伝統的に重要な役割を占めるとともに、逆にゾツィアルペダゴギークの展開が1970年代以降のドイツ教育学発展の重要な契機となっている。
- 2007-06-29
著者
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