教育現場の多様化を活かした教育学 : 社会教育実践研究からみた課題(<特集>教育現場の多様化と教育学の課題)
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概要
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教育現場の多様化に伴って、教育学は、学校教育も社会教育も含めて「教育」をどう捉えて、望ましい方向に発展させていくべきかという課題に対応しなければならない。社会教育の実践的研究に携わってきた経験に基づき課題提起を試みた。第一に、学習者が自ら生きる地域の中に学習の場を創り出し、地域で生きる力をつけるという教育実践。第二に、市民の自主的なグループ活動における教育実践。第三に、市民と社会教育専門職員が長期間にわたって連携協力して教育活動を地域に拡大し、学校教育にも参画している具体的な地域教育の事例。第四に、生涯教育の視点から学習者を理解するために行われてきた学校教育、社会教育の実践的研究を取り上げ、これからの教育学研究の課題を提起した。最後に本稿で志向する教育学教育、教師教育に関する筆者の勤務大学における教育実践を述べた。
- 日本教育学会の論文
- 2007-06-29
著者
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