アンテナ近傍界を用いた電気接点の非接触PIM特性測定法
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概要
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アンテナ近傍界を用いたPIM特性評価法を提案し,これによる電気接点の非接触特性評価の可能性について実験的に検討している.本手法は測定試料と測定系を物理的に結合する必要がなく,かつ試料と測定系のインピーダンス整合を考慮する必要もないことが利点である.またアンテナ上に薄い絶緑層を介してDUTを直接配置するため,非接触評価にも関わらず,従来よりも低電力でPIM特性の評価・検出が可能になる.本稿では,DUTのPIM特性がアンテナ上の配置方法に依存性を有することを確認し,その上でDUTの配置方向に寄らず高感度なPIM検出が可能な位置が存在することを示している.また本提案手法の応用例として,接続不良検出について検討し,その有効性を確認している.
- 2007-05-11