2D02 教室と経営体を融合した技術経営教育と新しい産学連携のあり方(<ホットイシュー> 産学連携の再考 (3))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
社会人大学院生を対象とした技術経営専門職大学院では、実践的でかつ即効性のある課題解決能力の養成が強く求められている。山口大学大学院技術経営研究科では、マルチチャンネル双方向式の遠隔講義システム(実践教育支援システム)を利用して大学講義室と企業の現場をダイナミックに融合して、技術者が知識とスキルの裾野を広げ理解を深めて技術経営人材としての実践力を向上させるためには、現実の課題に臨場感をもって対峙することが必要である。そのためには、経営現場と学びの場を融合させることが有効であると考える。山口大学大学院技術経営研究科では、平成17年度に衛星・携帯電話・インターネット中継によるマルチチャネル教育支援システムを構築して、教室と企業を双方向中継し経営現場融合型授業を実施し、その有効性について確証を得た。その実績を基にして企業の経営体と教室を融合した場に経営体が提示する実課題に対するコンサルティングプロジェクト型授業を展開し、現場の暗黙知を引き出して技術経営の知識とスキルおよび思考法を学ぶ実践的討議型授業を展開する。本報告では、実践教育支援システムの概要と同システムを利用して教室と経営体を融合する技術経営教育によって地元中小企業の経営スキルの集積と人材を育成するという観点から、新しい産学連携のあり方について考察する。
- 2006-10-21
著者
関連論文
- 6-214 理工系大学院生を対象としたミクロ・マクロ経済分析教材の開発((20)MOT教育(技術経営・技術政策教育)-II)
- 2D02 教室と経営体を融合した技術経営教育と新しい産学連携のあり方( 産学連携の再考 (3))
- 2-326 理工系大学院生向けのMOT教育に供するファイナンスe-ラーニング教材の開発((18)MOT教育(技術経営・技術政策教育)-I)
- 衛星とインターネット中継による双方向討議型遠隔授業の試み (eラーニング環境のデザイン)
- 6-209 理工系大学院生を対象としたMOT入門編e-ラーニング教材の制作((20)MOT教育(技術経営・技術政策教育)-I)
- (101)理工系大学院生に対するMOT教育のあり方(セッション29 MOT教育(技術経営・技術政策教育)I)
- 2-322 地域におけるMOT教育普及活動 : 地域の産官学コンソーシアムを通じた活動実績(オーガナイズドセッション「MOT教育」-II 地域の自立的発展とMOT)
- 6-212 理工系大学院生を対象としたファイナンス教材の開発((20)MOT教育(技術経営・技術政策教育)-I)
- OS2618 アップフロントエンジニアリングとアーガイルな製品開発能力(OS26-4 西谷弘信セッション3,OS-26 西谷弘信セッション)