東南アジアにおける地域サーベイランスシステムネットワークの構築
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概要
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地域サーベイランスシステム(DSS: Demographic Surveillance System)は,人口把握が困難な熱帯地域における医学・公衆衛生学・疫学研究の重要な方法であり装置である。DSSは戦後,南アジア(インド)と中南米(グアテマラ)で開始され,その後増加し,バングラデシュ国際下痢症研究所(ICDDR,B)のMatlab等は有名である。現在ではアフリカ地域の方がDSSが多くなり,DSSの世界的なネットワークであるINDEPTH(An International Network of field sites with continuous Demographic Evaluation of Populations and Their Health in developing countries)においてもアフリカが主流になっており,DSS間の交流も盛んである。一方,東南アジアではベトナムに2箇所,インドネシア,タイで登録されているが,交流などは盛んでなく日本の参加が期待されている。熱帯医学研究所ではケニア・スバDSSとラオス・ラハナムDSSを開始したところである。本共同研究では,ICDDR,BのマトラブDSS,ベトナム・ハノイ医科大学とカロリンスカ大学のフラバビDSSのノウハウの研修と検討を目的とした。
- 長崎大学の論文
著者
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金田 英子
長崎大学熱帯医学研究所
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David Sack
バングラデシュ国際下痢症研究所(ICDDR,B)
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Nguyen Tin
ベトナムHanoi Medical Univ
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我妻 尭
国際協力医学研究振興財団
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David Sack
バングラデシュ国際下痢症研究所(icddr B)
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