クワ枝条伸長生長予測モデルの広域適用性と予測精度の検証(収量予測・情報処理・環境)
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概要
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宮城,福島,茨城,鹿児島各県における3品種,一ノ瀬改良鼠返,しんいちのせの4カ年のクワ枝条伸長調査データを用いて,気温,日長,最長枝条長を説明変数としたクワ枝条伸長生長予測モデルの広域適用性と予測精度の検証を行った.枝条伸長速度の最大値を表すパラメータPR_<max>を,各県共通とした場合と各県独自とした場合とでは,後者の方がモデルの推定精度が向上した.これは同一品種内でのPR_<max>の値が,福島県でのみ他県に比べて低くなったためであり,福島県では他県に比べて水条件が悪かったのがその原因であると推測された.モデルによる推定値と実測値との誤差は,PR_<max>を各県独自とした場合でどの品種とも約9cmであり,また,推定値は実測値の年次変動をよく表したものであった.
- 日本作物学会の論文
- 2007-04-05
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