6. 電離圏プラズマ(<小特集>宇宙天気予報)
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概要
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電離圏プラズマは中性大気の一部が太陽からの極端紫外線の放射を受けて生成される.最も電子密度の高い領域でも僅か0.1%の大気が電離しているに過ぎないが,電波の伝搬には大きな作用がある.短波の反射,衛星電波の伝搬遅延,信号強度の揺らぎなどである.一方,弱電離の電離圏プラズマは中性大気の変化に強く影響される.中性大気組成の変動による生成と消滅のバランス変化,中性大気風によるダイナモ電場と磁場の作用,重力と磁場によるプラズマ不安定などが電離圏プラズマの変動や擾乱の大きな要因となる.したがって,電波の効率的な利用のためには,これらの変動・擾乱過程をよく理解する必要がある.
- 2006-11-25
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