胸痛を来す疾患
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概要
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胸痛を来す疾患は循環器領域にとどまらず,日常臨床の場においては少なからず遭遇する。胸痛を来す疾患は,心臓疾患を初めとして大動脈疾患,肺・気管支・胸膜・縦隔の疾患,食道疾患,胸壁疾患,腹部臓器の疾患,心因性疾患とはば広い。一方,突然死はこれらの疾患の中で心臓・大動脈疾患,とりわけ虚血性心疾患を原因とすることが多い。突然死は疫学上,早朝より午前中にかけて多く,日常動作においては入力中が多いとされている。これら突然死を来す心疾患に対応するためには,胸痛を来す代表的な疾患について理解する必要がある。
- 日本保険医学会の論文
- 2006-03-17