DIRKS-Manualの実用的適用(特別寄稿,<特集>ライフサイクル論とcontinuum論のはざまで)
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概要
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近年、オーストラリアの記録システムが、アーカイブズの領域で注目されている。それには2つの理由があると考えられる。ひとつは、電子的記録管理システムの開発に関する方法論であるDIRKSを紹介していること。もうひとっは、「機能的出所」の概念を紹介し、従来の「組織的出所」の考え方を克服していることにある。世界の中で情報技術(IT)産業が大きく発達している韓国において、この点は非常に大きな意味を持つ。韓国における記録管理システムはある点までは成功を収めているものの、記述標準やメタデータ標準の適用の点で弱点をはらんでいる。本稿はオーストラリアにおける[記録管理プログラム]開発の方法論のひとつであるDIRKSを紹介し、それを実用段階に適用しようと試みる。それによって、本稿は読者がDIRKを容易に理解し、[記録管理システムの]実践における意味づけをより深めるのに役立つものと考える。
- 記録管理学会の論文
- 2007-04-30