分子動力学が予言する原子核のパスタ相(最近の研究から)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
超新星や中性子星といった高密度天体の内部には,棒状や板状に伸びた原子核-原子核パスタ-がどうやら存在しているようだ.最近我々が行った,量子分子動力学法によるシミュレーションは,重力崩壊による物質の圧縮や,中性子星の冷却の過程でパスタ相が実際に形成されることを予言している.本稿では,宇宙物理学的な背景を踏まえつつ,パスタ相研究の最近の進展として,我々の研究を紹介する.
- 2007-05-05
著者
-
渡辺 元太郎
NORDITA
-
渡辺 元太郎
Nordita:(現)cnr-infm Bec Center University Of Tront
-
園田 英貴
東大理:理研
-
園田 英貴
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻
関連論文
- 24aZH-7 超新星コアにおけるパスタ相の相図の不定性(理論核物理領域,実験核物理領域合同,天体核物理(天体核・状態方程式),理論核物理領域)
- 27pWF-9 QMDによるパスタ相の相図の不定性の研究(27pWF 天体核物理(核物質,EOS),理論核物理領域)
- 分子動力学が予言する原子核のパスタ相(最近の研究から)
- 25aYE-4 高速回転Bose-Einstein凝縮体における最低ランダウ準位の妥当性とその限界(量子エレクトロニクス(BEC理論),領域1(原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理))