HanWoo子牛における道化師様魚鱗癬の1症例(臨床繁殖学)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
魚鱗癬(魚鱗病)はまれな遺伝性疾患であり,皮膚の顕著な角質肥厚が特徴である.自然交配により生まれた雄のHanWoo(韓牛)子牛において,体表の90%以上が亀裂を呈する肥厚した鱗状の皮膚で覆われた1症例が認められた.本症例の病理組織学的検査所見では,表皮と毛包上皮における緻密な正常角化性の過剰角質肥厚が認められた.また,本症例には小耳奇形,外反症,唇外反,鼻奇形がみられた.本症例の肉眼的および病理組織学的所見はヒトの道化師様魚鱗奮の特徴と一致し,HanWoo牛において観察された最初の道化師様魚鱗奮と診断された.
2007-05-25

著者

関連論文

スポンサーリンク