他者の立場理解に及ぼす知識・経験の効果 : 高齢者理解場面を通して
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概要
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本研究は他者の立場理解における知識と経験の効果を調査するためにデザインされたものである。この調査での被験者は大学の1年生と3・4年生各40名ずつである。各被験者は実験者の作成した質問紙に答えてもらった。質問紙は認知的アプローチにおける共感性を測定するよう構成されたものであり,介護時の対応について困難を用する老人への,3つの援助場面から成る。調査での結果は以下のとおりである。共感性得点は,質的分析においては学年を増すと増加し,量的分析においては女性の方が男性より高いことがわかった。また,場面の効果が有意に働いていた。
- 九州大学の論文
- 2000-03-10