摩擦持続時間および立ち上がり音圧増加率による無声破擦音と摩擦音の識別(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
音声加工した日本語摩擦音/∫i/、/∫u/、/∫a/を用いて、摩擦持続時間と立ち上がり音圧増加率が摩擦音/∫/認知に及ぼす影響を検証するため心理物理実験を行った。実験1において摩擦音/∫/認知率は摩擦時間増加により上昇し、立ち上がり音圧変化率によって影響をうけ、さらにその相互作用をうけることがわかった。実験2では音声開始付近の立ち上がり音圧増加率が認知に影響していることがわかった。実験3では、立ち上がり増加率を直線的に増加させて定量化し、摩擦音/∫/を摩擦持続時間と立ち上がり増加率との二次元等高線図で示した。破擦音/t∫/と摩擦音/∫/の識別は、摩擦持続時間、および音声開始付近の立ち上がり増加率およびその相互作用によってなされる。
- 2007-03-19
著者
-
北間 敏弘
山梨大学大学院医学工学総合研究部生理学講座第2教室
-
佐藤 悠
山梨大学大学院医学工学総合研究部生理学講座第2教室
-
佐藤 悠
山梨大学大学院医学工学総合研究部(生理学)
-
三谷 茂樹
市立甲府病院
-
北間 敏弘
山梨大学大学院医学工学総合研究部(生理学)
-
佐藤 悠
山梨大学大学院医学工学総合教育部/研究部
関連論文
- 注意欠陥/多動性障害児における衝動性眼球運動に関する検討
- 摩擦持続時間および立ち上がり音圧増加率による無声破擦音と摩擦音の識別(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
- 摩擦持続時間および立ち上がり音圧増加率による無声破擦音と摩擦音の識別
- 覚醒動物の大脳一次聴覚野での時間情報とスペクトル情報の並列処理(動物実験から学ぶ聴覚システム)
- 覚醒ネコ第一次聴覚野における持続性細胞の音圧レベル感受性を模擬する機能モデル