大学ボクシング選手の腰痛と身体特性の検討

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概要

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大学ボクシング選手を自覚的な腰痛の有無により腰痛あり群と腰痛なし群に分け、体幹筋力、筋量、姿勢、関節および筋柔軟性、筋弾性、圧痛部位を調査し比較することで、ボクシング競技選手における腰痛の特徴および要因を検討した。大学ボクシング部に所属する男性選手18例で、腰痛あり群8例、腰痛なし群10例であった。X線による腰椎分離所見は、腰痛あり群で4例、腰痛なし群で1例にみられた。MRIによる椎間板の膨隆もしくは脱出所見が腰痛あり群は1例、腰痛なし群は5例にみられた。120deg/secの体幹回旋最大筋力は右回旋、左回旋ともに腰痛あり群が有意に低値を示し、腰痛なし群より筋力が低下していた。立位体前屈は腰痛あり群が有意に低値を示し、p=0.04で2群間に有意差がみられた。SLRの左右差は腰痛あり群が有意に高値を示し、腰痛なし群より左右差が大きかった。
日本体力医学会の論文
2007-04-01

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