ブロードバンド、マイグレーション、そしてロックイン
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概要
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2007年初頭、日本のブロードバンド・サービスは、成長から成熟の踊り場にさしかかっている。従来、日本の情報通信産業の規制改革は、欧米に10年遅れていると言われ、欧米の先行する事例を専ら輸入してきた。図らずも、日本は、今、ブロードバンドの世界で紛れもなく世界の先頭に立っている。この成長のトレンドを維持できるのか、失速させてしまうのか、日本の情報通信産業の競争政策の舵取りはまことに難しい。ブロードバンド時代の競争政策の課題として、"市場支配力とレバレッジ"、"NGNとネットワーク中立性"、"デジタル・デバイドと投資インセンティブ"の3点にわたって、計量経済分析も交えて検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-03-17