複数コストとリンク利用率を指標としたトラヒックエンジニアリングとアプリケーションフロー制御
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概要
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IPネットワークにおける経路がコストやホップ数から決定される場合,送信ノードと受信ノードで定まるフローはほぼ固定のパスを経由する.この場合,トラヒック増大時などには特定の経路にトラヒックが集中し,リンクの瞬断や品質劣化の影響を大きく受ける危険性を内包する.また異なるルーティングメトリックやトラヒックエンジニアリングによる経路設定はユーザから自由には利用することもできない.そこで本稿ではIPパケットの転送する際に,パケットのアプリケーション情報まで参照するアプリケーションフローをベースとしたトラヒック制御を提案する.このことによりIPパケットの経路設定に自由度が増すとともに,アプリケーションフローのレイヤにおけるトラヒックエンジニアリングや複数の異なるメトリックのによる経路設定が可能となることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-03-01
著者
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