非線形分子振動への代数論的アプローチ
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概要
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多原子分子の高振動励起状態は,振動モード間の強い非線形相互作用によつて,低い振動状態には見られない特異な振動形態を持つと同時に,複雑な振動エネルギー構造を有することが知られている.このようなシステムは,分子分光学・化学反応ダイナミクスの研究対象としてのみならず,非線形動力学の観点からも近年大きな注目を集めている.本稿では,原子核理論から登場したリー代数理論を用いることによって,低い振動状態を対象とした分子分光学の従来の理論形式がどのように拡張され,それによって,高励起振動ダイナミクスについてどのような情報が引き出せるのかについて平易に解説する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2007-03-05
著者
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