有限要素法による半径流羽根車内の二次元ポテンシャル流れの数値解析
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概要
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流体機械の内部流れの研究は性能の予測と向上のために古くから行われており、従来模型や実機による実験がなされてきたが、コンピュータの発展と共に数値解析が複雑な現象でも手軽に出来るようになってきた。特に、ターボ機械の羽根車内の流れにおいては、測定の困難さがあり、数値解析が有効な手段となってきている。 数値解析の手法としては非粘性・非圧縮・渦無し流れを扱うポテンシャル解析から、Navier-Stokes の式を直接解くものまであり、次元的には三次元が一般的で、完全三次元解法や準三次元解法が行われている。本報告ではターボ機械の羽根車の中で多く使用されている半径流形のポンプまたは送風機の羽根車について、数値解析を試みる第一段階として簡単な二次元ポテンシャル解析を行った。数値解析の方法は有限要素法を用いた。これは解析領域の分割が任意で、境界条件の設定が容易であるからである。そして実験による測定結果と比較し検討した。
- 1993-12-01
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