ESL/EFL英作文のピア・レビューについて論文評価
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概要
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近年、英作文の分野において、「ピア・レビュー(相互評価)」の必要性が強調されている。ピア・レビューの概念のもとで学生同士が英作文を評価しあい、コメントしあうことは効果的であり、必須であると多くの外国語教師が認識している。特に、Lev Vygotskyが提唱した「社会の中で交流しあうこと」の大切さが論文として発表(1978、1986)されて以来、ピア・レビューは教授法の一要素として定着しているが、その効果は定期的に検討されるべきである。1990年代初期以降、ピア・レビューは英語を第二外国語として指導する教師らにより英作文カリキュラムに採用され、多くの研究が行われた。本論文ではそれらの研究のうち、いくつかを取り上げ、英語学習者にとってのピア・レビューの重要性について検討した。同時に、それらの研究の長所、短所を分析するとともに、様々なタイプのピア・レビューについて考察した。最後に、今後の課題を述べ、まとめとした。