てんかん外科における侵襲的術前評価 : 術中皮質脳波から慢性頭蓋内脳波まで(<特集>てんかん外科)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
てんかん外科の術前評価では,epileptogenic zoneを想定することが重要であり,頭蓋内脳波はその有力な手段である.術中皮質脳波では,発作間欠時の所見を基にてんかん原性の拡がりを推定することになるが,器質病変近傍のてんかん原性を調べる場合に有用である.慢性頭蓋内脳波では,自発性に起こる発作を観察することにより,臨床発作と直結した情報を得ることができる.しかし,epileptogenic zoneを具現化するためのgold standardとは必ずしもなりえず,今後も結果を蓄積しながら,その臨床的意義を議論する必要がある.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2007-03-20
著者
関連論文
- O1-3 難治部分てんかんにおけるIMZ-SPECTの解析方法 : 手術施行例による検討(画像1,一般演題(口演),第42回日本てんかん学会)
- O2-26 扁桃体病変による部分てんかんの発作症状(発作症状3,一般演題(口演),第40回 日本てんかん学会)
- O1-11 海馬硬化を認めない内側側頭葉てんかん : 術前評価と手術成績の検討(外科治療1,一般演題(口演),第40回 日本てんかん学会)
- O1-18 側頭葉てんかんにおける発作時深部脳波の高周波解析(脳波1,一般演題(口演),てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)
- W1-3 小児のてんかん外科治療ガイドライン(てんかん治療ガイドライン,ワークショップ,てんかん制圧:新たなステージに向けて,第41回日本てんかん学会)
- 5.頭蓋内脳波 : 慢性記録から術中脳波まで(PS-4 てんかん外科の温故創新,プレナリーセッション,第26回 日本脳神経外科コングレス総会)
- てんかん外科における侵襲的術前評価 : 術中皮質脳波から慢性頭蓋内脳波まで(てんかん外科)
- てんかん外科における侵襲的術前評価 : 術中皮質脳波から慢性頭蓋内脳波まで
- 外科治療周術期の看護と治療 (特集 てんかん,けいれんの看護)
- プライマリ・ケア医に必要なてんかん外科治療の知識 : 手術で治るてんかんの早期診断と早期治療 (特集 てんかんの診断と連携 : プライマリ・ケア医に求められるてんかん診療)