学生による授業評価を理解するための個人差要因
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概要
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学生による授業評価について,心理測定の見地から考察し,個々の評価項目への回答に影響する個人差変数を考慮する必要性と意義について論じた。個人差変数には,授業評価の結果の妥当性を損ねるものもあるが,逆に積極的に個人差変数を考慮することで,学生の個性をも考慮した授業評価が可能になるだろう。このような検討に有用となるであろう個人差変数の例として,ビッグファイブ,自己効力感,マインドフルネス,素朴な知能観について紹介した。「この授業は,このような学生に満足感が高い」といった授業の特徴が明らかになれば,学生による科目の選択,教育目標の設定,さらには受講経験を通じた自己理解が促進されることが期待出来る。
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