継体祖先および息長氏始祖の系譜についての再考(学術研究)
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概要
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『釈日本紀』所引「上宮記」一云系譜に見える継体の祖先系譜はホムツワケを父系の祖とし,母系も詳細に記しており,一級史料である。しかし,この系譜も本来のものではなく,一定の改作を受けている。本稿では,ホムツワケ関係系譜を再検討して,ホムツワケをオシロワケの兄弟,生母はサホヒコとサホヒメの間の女サハヂヒメとするとともに,オホタラシヒコ-ホムツワケ-オホイラツコ-オヒ-ウシ-継体とワカタラシヒコ-ワカヌケ-オホホド…息長氏等という二系の系譜が合体されて「上宮記」一云系譜が成立したことを論じている。
- 大阪府立工業高等専門学校の論文
- 2006-07-30