組込み計算機システム開発に向けたメモリ破壊系不具合検出機能の開発(組込みシステム開発環境)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
多様化/複雑化する組込み計算機システム開発に関する課題として,組込みソフトウェアの信頼性向上が挙げられる.組込みソフトウェアの不具合のうち,メモリ破壊系不具合は,不具合結果とその要因(実際に意図しないメモリヘアクセスした時点)との相関関係を把握することが困難であり,解析に極めて長い時間を必要とする.特に,近年の組込み向けSoC (System on a Chip)は,各種ハードウェアエンジン,マルチコアなど,並列にメモリアクセスを行う複数のハードウェアモジュールを搭載しており,メモリ破壊系不具合の要因を特定することがますます困難となっている.我々は,このような観点から.組込みSoC自体のシミュレータを利用して実際の組込みソフトウェアを動作させ,命令実行,メモリアクセスをフックすることで,メモリ破壊系不具合を検出する機能を構築した.本機能を利用することで,各種ハードウェアエンジン,別プロセッサからのメモリ破壊を含む不具合を検出することができ,高信頼な組込みソフトウェアを短期間で開発することができる.
- 2007-01-22
著者
関連論文
- 組込み計算機システム開発に向けたメモリ破壊系不具合検出機能の開発(組込みシステム開発環境)
- 組込み計算機システム開発に向けたメモリ破壊系不具合検出機能の開発(組込みシステム開発環境)
- 組込み計算機システム開発に向けたメモリ破壊系不具合検出機能の開発