Fを標数0の体,Gを群とする.このとき,群代数FGの微分代数Der_FFGとFGにブラケット積[f,g]=fg-gfを入れてリー代数と考えた[FG]の微分代数(FGのリー微分代数)Der_F[FG]の2つが考えらえる.Gがアベール群の場合は,この2つが異なることはすぐにわかる.位数6の二面体群G=D_3の場合に,Der_F[FD_3]を計算し,2つが異なることを示した.
福山大学経済学部