(No.1210)[福島県]福島市隈畔地区の照明(照明のデータシート,<特集>創立90周年記念特集号)
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概要
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『隈畔(わいはん)』とは,明治時代から使われたと伝えられる「阿武隈川の河畔」を略した造語で,現在では県庁裏の阿武隈川左岸を指す地域のことを言う.現在この隈畔地区は,南北に流れる阿武隈川の西側に位置し,周囲を高い建物にかこまれている.また,方位や周囲の建物,樹木などの影響により午後からは日差しが届きにくい場所である.河川管理者である国土交通省東北地方整備局においては舟着場を再現した護岸の整備,福島市においては「川から陸へのまちづくり」をテーマとし,福島河川国道と福島市が共同で市民をはじめ観光客も多く集まる『隈畔』の環境整備に取り組んだ.そのなかで,付近を行き交う人々が安全で快適に利用することと,昼間とは異なった隈畔の情景を創出することを目的に,大仏橋から信夫橋までの約900mにわたって合計28器の照明灯が設置された.
- 2006-12-01