産能短期大学卒業生の満足度の規定因 : 授業,カリキュラム,産能短大の評価要因の観点から
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概要
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本調査研究は2004年度の「研究助成対象の委託研究」として企画された。産能短期大学卒業生の授業・カリキュラムに対する評価,産能短期大学の社会的なイメージを構成する要因の分析を通して,卒業生の本学に関する満足度を分析し,満足度を規定する要因を抽出しようとするものである。2004年度に実施した調査データに基づいて,卒業生の産能短大に関する総合評価(満足度)に影響を及ぼす諸要素を探索的に分析した。満足度を規定する要因として4要素があげられた。結果は本学が従来から地道に行ってきた教育の方向性が正しいことを裏付けるものであった。(1)現実のビジネス場面を志向する教育(2)学生が主体的に学ぶ,プロセスを重視した体験学習(3)負荷は高くても最後に「達成感」が得られる学習(4)時代を先取る情報リテラシー教育卒業生の満足度は概ね高いものの,サービスの提供と受容する側のミスマッチがないようにすることが大切である。そのためには上記の要因の見直しと,そこに焦点を当てた重点的なサービスの提供が必要であろう。
- 自由が丘産能短期大学の論文
- 2006-08-31
著者
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