5.企業経営とISO14000(<環境教育シンポジウム報告>)
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概要
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今日の日本の企業のほとんどは,国際化の中での経営活動を展開している。このため,国際標準化機構(ISO)の定めた国際規格を取得することが,国際的な経営活動をする企業として生き残るために不可欠な要素となった。今日ISOのうちでも注目されているのは,9000と14000であるISO9000は品質システムに関する国際規格で,ISO14000は,環境マネジメントシステムに関する国際規格である。本論文では,全人類の課題である環境問題の重要性の視点から,このISO14000と企業経営について論じた。まず,ISO14000取得のメリットデメリットについて論じ,世界及び日本におけるISO14000の取得状況について述べた。特に日本の状況については,都道府県別にその特徴の分析を,基本的データを分かりやすく加工して,行った。そして,日本の企業の将来のためには,ISO14000取得は必須条件であり,取得のための問題点,その解決策,将来展望について論じた。
- 京都教育大学の論文
- 1999-03-31