4.キャンプ経験が小中学生の環境保全意識に及ぼす影響
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概要
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キャンプ経験が小中学生の環境保全意識と自然に対するイメージに及ぼす影響を明らかにするために,環境教育的プログラムを含む4泊5日のキャンプに参加した小中学生42名を被験者とし,「環境保全意識検査」および「自然に対するイメージテスト」をキャンプ前,1週間後,1カ月後に実施した。その結果,参加者の環境保全意識はキャンプ参加後向上し,それは1カ月後も維持された。特に環境保全意識の低かった中学生に顕著な向上がみられた。自然に対するイメージは,小学生においてキャンプ後により好ましい方向に変化し,1カ月後にもそのイメージは維持された。この結果は,キャンプを通した教育活動が環境教育を進めるうえで有効な手段であることを示唆している。
- 京都教育大学の論文
- 1994-03-31